株式市場の基礎用語証券コードとは ~番号の見方、新証券コード・ISINコードなど~

株価ボード

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証券コードは「株の番号」のことです。下のように、それぞれの企業に「4桁」の番号がついています。

銘柄名 証券コード
トヨタ自動車 7203
みずほ銀行 8411
吉野家 9861

以下、この証券コードについてまとめます。

業種別・証券コード一覧

証券コードは、適当についているわけではありません。下のように、業種ごとに番号が分かれています。

証券コード 業種・業界
1300~ 農林水産
1500~ 鉱業
1700~ 建設
2000~ 食品
3000~ 繊維
3700~ パルプ・紙
4000~ 化学・薬品
5000~ 石油・石炭
5100~ ゴム
5200~ 窯業
5400~ 鉄鋼
5700~ 非鉄金属
5900~ 金属製品
6000~ 機械
6500~ 電機
7000~ 輸送用機械
7700~ 精密機械
7800~ その他製品
8000~ 職業
8300~ 銀行・ノンバンク
8600~ 証券・証券先物
8700~ 保険
8800~ 不動産
9000~ 陸運
9100~ 海運
9200~ 空運
9300~ 倉庫・運輸
9400~ 情報通信
9500~ 電機・ガス
9600~ サービス

より実感が湧くように、いくつかの企業の証券コードを書くと、下のようになります。

証券コード 業種・業界 銘柄例
1700~ 建設 清水建設(1803)
3700~ パルプ・紙 王子製紙(3861)
5000~ 石油・石炭 コスモ石油(5007)
5400~ 鉄鋼 新日鐵住金(5401)
7000~ 輸送用機械 日産自動車(7201)
8300~ 銀行・ノンバンク りそなHD(8308)
9000~ 陸運 日本通運(9062)
9500~ 電機・ガス 東京ガス(9531)

証券コードを暗記する必要はありません。しかし、「株式市場がどういう仕組みになっているか」という、知識の1つとして、知っておくと役立ちます。

人間は「知らないもの」に対して恐怖心を持つものです。知れば知るほど「大したことない」と、自然体で付き合えるようになりますからね。

「証券コード」の正しい意味

ここまでは簡単に「証券コード=4桁の番号」と説明しました。しかし、正式には「4桁の番号=銘柄コード」といいます。「証券コード」は、下のようなコードの、すべてを指すのです。

「証券コード」の種類・分類

  • 銘柄コード(←今回の)
  • 新証券コード
  • ISINコード

…というように、「証券コード」にはいろいろな種類があるんですね。しかし、一般的には「証券コード」と言ったら、4桁の「銘柄コード」を指します。そのため、今回は先に「銘柄コード」を説明しました。

「新証券コード」とは?

内容は、4桁の「銘柄コード」と同じです。銘柄コードより、

  • 桁数が多い(9桁)
  • 含む情報が多い

というのが違いです。

新証券コードの構成・意味

新証券コードは「9桁」の数字ですが、それぞれの桁の意味は、下のようになっています。まず、簡単に書きます。

桁数
1(1桁) 公開かどうか
2~6(5桁) 会社名
7~9(3桁) 普通株かどうか

ほとんどの株は「公開」で「普通株」なので、「1桁」と「7~9桁」はみんな同じです。「1桁目…3」「7~9桁…000」という風です。上の表は正式には、

  • 公開かどうか…発行体属性コード
  • 会社名…発行体固有名コード
  • 普通株かどうか…証券種類コード

…となります。ここでは簡単に、意味だけ書きました。

新証券コードの実例

新証券コードの構造は、実例を見るとわかりやすいです。「製紙業界」から、3社を抜き出しましょう。

企業名 新証券コード
日本製紙 372160000
王子製紙 317441000
大王製紙 344040000

見ての通り「最初と最後」が共通しています。

  • 最初の1桁…3
  • 最後の3桁…000

…という風ですね。そして、共通していない「中央部分」を抜いてみましょう。

  • 日本製紙…72160
  • 王子製紙…17441
  • 大王製紙…44040

というように「全然違う数字」なのがわかります。「同じ業界」でも、数字がバラバラなんですね。これが4桁の「銘柄コード」との違いです。

ISINコードとは?

ISINコードは「世界共通の、株の番号」です。トヨタなどの株を、外国人でも買えるようにするためですね。

ISINコードの構造は簡単。「新証券コードに、国番をつける」だけです。冒頭に「JP」とつけるんですね。

たとえば、先の「王子製紙…317441000」だったら、「JP317441000」となります。そして最後に「1桁数字を追加」して、「JP3174410005」が、王子製紙のISINコードになっています。

なぜ1桁数字を追加するのか?

これは「入力間違い」を防ぐためです。例えば、

  • A社…JP2015
  • B社…JP2016

という株があったとします。これだけだと間違うことがありますよね。そのため、それぞれの番号を複雑にするため、

  • A社…JP20159
  • B社…JP20164

というように『9』『4』など、全然違う数字を「ランダムで入れる」のです。

「2015」と「2016」なら間違えても「20159」と「20164」を間違えることはないですよね。こうして入力ミスを防ぐのが、この1桁の目的です。

この1桁を「チェックディジット(検査数字)」といいます。国別コード「JP」と、この「チェックディジット」を加えるだけで、新証券コードからISINコードになるわけですね。

海外市場の証券コード

海外市場では、下のような証券コードが使われています。

  • 世界共通…ISINコード(先ほど書いたもの)
  • アメリカ…CUSIP
  • イギリス…SEDOL
  • スイス…VALOR

例えばアップル社のCUSIPは「#037833100」です。しかし、これも長くて面倒なので、日本のように「短いコード」が使われます。

「ティッカーシンボル」というもので、アルファベットで表記します。

  • アップル…AAPL
  • フェイスブック…FB
  • コカコーラ…KO
  • ニューヨークタイムズ…NY
  • スターバックス…SBUX

…という具合です。数字が苦手な人だと、こちらの方が覚えやすいかも知れませんね(投資家になるなら、数字は強くなくてはいけませんが…笑)。

証券コード・銘柄コードのまとめ

以上、ここまでの内容をまとめると、下の通りです。

  • 証券コードは、一般的には4桁の「銘柄コード」
  • 銘柄コードは、業種ごとに数字が分かれている
  • 新証券コード…9桁
  • ISINコード…新証券コード+国番+検査数字1桁。世界共通
  • 米国の証券コードはアルファベット

…というポイントです。株取引を自然体でするための知識の1つとして、役立ててみてください。

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