投資スタイルを決める ~アクティブ投資とパッシブ投資~
投資のスタイルは、大別して2通り。 パッシブ投資 アクティブ投資 …というものです。それぞれの内容は、 パッシブ投資…ローリスク・ローリターン アクティブ投資…ハイリスク・ハイリターン …ということ。 「そんなの当たり前」と思われるかも知れませんが、...
目標金額を決める ~株式投資の許容リスクを決めるため~
投資では「いくら稼ぎたいのか」という目標金額が必要。 これは投資だけでなく、「お金持ちになりたい」と思うなら、ビジネスでも何でも必須です。 というのは「楽して稼ぐ方法」はないからです。 目標金額が大きくなればなるほど、要求される「リスク」「努力」が大きくなり...
株価上昇時の心構え ~歴代投資家の名言・格言に学ぶ~
持っている株が上昇している時―。 「すぐ売って利益を確定させる」か「もっと上がるのを待つ」か、誰もが迷うでしょう。 状況にもよりますが、今売ってある程度満足できるレベルなら、「すぐ売る」方がいいでしょう。 少なくとも「天井まで上がるのを待つ」のは、絶対に避け...
株価下落時の心構え ~買値の8%まで下がったら損切り~
株の下落時は、下のようなルールで売ると決めておきましょう。 「買った時の金額より、8%下がったら何が何でも売る」 もちろん「8%」という数字は一つの例です。 こういう「絶対売るライン」を決めておく、ということですね。 ※この絶対的に売るラインを一般的に「損切...
投資の心構えのコンテンツ一覧
自分の勝ちパターンを作る方法投資の心構え
株式投資で成功するためには
「投資に対する心構え(メンタル)」を固めることは極めて重要です。
株式投資は基本的には勝ちやすい投資方法です。
しかし、短期間で株式市場から退場していくプレイヤーも決して少なくないのが実情です。
それは、なぜか?
結局のところ、負けやすいパターンにはまり、
そこから抜け出せず、やみくもに疲弊して資金を減らしてしまうのが原因です。
では、なぜ負けやすいパターンにはまるのか?
それは、やはり投資に対する基本的な心構えが出来ていないのが最大の要因です。
精神・投資スタイル・目的が不安定だと、ついつい負けやすいパターンに偏り、はまってしまいます。
ここでは、そういった負けパターンにはまらずに、
本来は勝ちやすいものである株式市場の恩恵を十分に得られるような「投資に対する心構え」をしっかりと学んでいきたいと思います。
これから説明することは、みなさんが株を始める前に知っておいていただきたいすごく大切なことですので、必ず熟読するようにしてください。
株投資とはそもそもどういうものか?
まずあなたにとって「株式投資とはどういうものか?」「なにを目的とするのか?」を確認しましょう。もちろん「株式投資でお金を増やす」のは間違いないのですが、どれくらいの期間でどれくらいのお金を増やしたいのか、でやるべきことは全く変わってきます。
ローリターン 年数パーセントの利益で十分
例えば、「銀行預の金利じゃちょっと不満なので年数パーセントのリターンが欲しい」のであれば、無理してデイトレードでガツガツリスクを取っていく必要はありません。
まず倒産はしないであろう業績の安定した銘柄を中心に“配当金狙い”で投資をしていくのも有効な戦略です。(2015年8月28日時点の9021西日本旅客鉄道(株)の配当利回りは1.6%予想)。
ハイリターン スピーディに資産を倍倍にしたい
また、反対に、元手100万円を3年以内に1億円に増やしたいというのであれば、積極的にリスクを取っていく必要があります。デイトレード、もしくは、それに近い頻度で“値動きの激しくなるタイミング”を狙って積極的に売買を仕掛けていく必要があります。
例えば、悪材料が出て株価が一時的に大きく下がった時なんかはチャンスです。そのまま売りから入ってもいいですし、下げ止まったところからの反発局面に買い玉を仕込むのもいいでしょう。
ここで伝えたいのは希望するリターンによって取るべき手法とリスクが全く違うということです。
自分が希望するリターン(稼ぎたい金額)に見合った投資法を徹底する
「株式投資は基本的には勝てるもの(勝ちやすいもの)」です。
ですので、安全にコツコツ稼ぎたいというのであれば無駄なリスクを取って勝てる確率を落とすのは愚作ですし、そもそも投資リターンを安定させるには一定の慣れが必要です。スタイルが安定しないと、やり方に慣れずにいつまでもストレスを抱え、収支も安定しません。
株を始めた!と言って短期的に派手にトレードをして市場から退場していく人は、こういった自分のスタイルを意識せずにとにかく売買を繰り返して疲弊して退場していくパターンが多いです。
株式投資は本来勝ちやすいもの!いくら稼ぎたいのか?という目的を明確にし、それに見合った投資法を徹底すべき!
負け続ける人には決まったパターンがある
株式市場から退場していく人にはだいたいパターンがあります。
反対に言うと、こういった「危ないパターン」に気を付けていれば、
中長期的な目線でテクニックや知識を身に着けて“株式市場で勝つ方法”を自分のものにしていけます。
まずは大枠で分類しましたのでそちらを見てきましょう。
後半ではより詳細に具体的な例を挙げて紹介します。
投資で負けやすいのはどんなときか?
無理なポジションを持った時
自分にとって大きすぎるリスクを負ったときは大抵失敗します。
詳細は別ページで解説しますが、株式投資ではレバレッジで自己資金の約3倍までのポジションを持つことが出来ます。レバレッジが高い状態だと、よくも悪くも投資資金に対しての資金の増減がかなり激しいです。
そもそもの投資資金が自分の全体の資産のごく一部で小さいものであれば問題ないのですが、自分にとって大きいものであれば、日々の資産の増減に冷静な判断を失います。
特に、マイナスになってしまったときは一刻も早く現状から逃れようと最悪のタイミングで損切をするのもしばしば見かける状況です。また、一発勝負の逆転を狙っていきなりハイレバで・・・というのも嫌な予感しかしません。
根拠なく適当に売買した時
出口の戦略を持たないとはその後の変化についていけません。
何も考えずに適当に株を買うと、その後の変化に対応できず、最悪のタイミングで手放すということが良くあります。
どれくらいの含み損を許容して、どれくらいの利益を狙っているのか、どれくらいの期間の保有を想定しているのか、ストーリーをもって投資をしなければなりません。すごく簡単に言うと、「どうなったら売るか(損切するか、利益を確定するか)」をあらかじめ考えておく必要があります。
特に損切ラインを設定しておくのは重要です。
投資資金が生活の一部になった時
足かせのある状態では安定して利益を上げるのは難しいです。
借金をしたり、生活が出来なくなるくらいの無理な金額での投資はおすすめしません。支払いや返済を理由に株を売却したりしなくなってしまっては、まずまともな投資は出来ません。
一番オーソドックスな株式投資のやり方はいわゆるバリュー投資(割安になった銘柄を買う)です。つまり、安値と思える水準で仕込んで、あとはひたすら待つというものです。
借金の返済や支払いに迫られてせっかく仕込んだ株を売らなくてはいけなくなってしまっては利益を出すことはできませんね。あと、そもそも論としてそういった切羽詰まった資金での投資は判断に余裕もなく、まず間違えます。
以上のことを踏まえて、こういう行動には注意してください。
こんな行動は要注意 負けパターン一覧
- レバレッジはとりあえずマックス
- ひたすらナンピンを続ける
- ヤフー掲示板、2chに張り付き一喜一憂
- 借金をしてギャンブル感覚で投資
- 値動きの激しい銘柄ばかりを好む
- 上げ相場で売りから入る
株式投資のセオリーを守らない、自分の軸(判断基準)がない。
そういったトレードを続けているといつか痛い目を見ます。
軸を持ち投資スタイルを安定させる
ここで伝えたいことは
まず「自分の軸を持つこと」です。
軸というのは
要するに、「どういう基準で買ってどういう基準で売るのか」ということです。
短期間で大きく儲けたいという欲に駆られて、
無茶なリスクを取ってはいけません。
負けパターンにはまらず、
自分の判断基準をもって安定した投資をしていけば、
必ず思い描いたような大きな利益を出せるはずです。