申込書に記入&郵送して、約1週間後―。
証券会社から「口座番号・ログインID・パスワード」などが書かれた書類が送られてきます。
これで口座開設は完了。後はこの番号でログインし、入金して好きな株を買えば、それで株取引がスタートできます。(つまり、この書類が届いたその日に、株取引を始められます)
『ログイン→入金→株購入』で、株取引がスタート
書類に書かれた番号で、証券会社の個人ページにログイン
次にやる作業は「入金」です。
すでに「UFJダイレクト」「みずほダイレクト」などのネットバンキングを持っている人は、それを利用しましょう。
証券会社によって多少システムが違いますが、大手のネットバンキングは、証券会社のサイトからそのままジャンプできるようになっています。
そのため、わざわざUFJダイレクトなどを検索する必要もありません。簡単に&すぐに入金できます。
オンラインバンキングを使えない場合、ATMで入金
「みずほダイレクトなどのオンラインバンキングが使えない」という場合でも、入金は問題なくできます。普通のATMから、普通の振り込みのように、入金できるからです。(基本的に証券会社の口座は「普通の銀行口座と同じ」と思ってください)
使えるATM(提携ATM)ですが、たとえば岡三証券の場合、主要な銀行のATM・コンビニATMはほとんど全て使えます。銀行なら「三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行・ゆうちょ銀行」などがOKですし、コンビニは大手から中小まで、ほぼ全て利用可能。
証券会社によっては、ATMが使える銀行が限られていることもあります。しかし、ゆうちょ銀行などどこかしらメジャーな銀行が一つは使えるので、取引自体はまったく問題なくできます。
入金したら、欲しい銘柄の株を購入
オンラインバンキングやATMで入金したら、いよいよ株の購入。事前にチェックしておいた銘柄を探して、それを購入するだけです。
ここまで来たら、もう完全に「株主」であり「株式投資家」です。実感はないかも知れませんが、「株式投資家」になるのは、これだけ簡単なことなのです(それで生活するのは努力が要りますが)。
たとえ小さな一歩であっても、この時点でかなり投資に対するモチベーションが上がるでしょう。株式投資の本や雑誌を読むにしても、やはりこの第一歩を踏み出した人と、そうでない人の間では、明確な差があります。
すぐに活発&本格的に取引する気がなくても「勉強の吸収力を高める」という目的で、申し込みするのもありでしょう。ほぼ無料で、勉強の吸収力が大幅に上がるサービスがあれば、誰だって受けるはずです。
証券会社の口座開設と、株の購入は、まさにそれだと思うべきでしょう。そう考えれば、最初の一歩を踏み出すのは、大幅に簡単になります。
株を購入後、すぐに売却して練習するのもアリ
購入する銘柄を事前に決めていなかった場合、この段階で「どれを買おう…」と迷ってしまうかも知れません。この場合「買って翌日売る」というつもりで、とりあえず適当に買える株を買う…というのもありです。
適当と思われるかも知れませんが、こうして「購入→売却」の流れを、一度体で覚えるということは大事なのです。何でもそうですが「最初から最後まで、ざっと流してみる」ということは、修得スピードを上げるコツです。
キャンペーンで現金や商品券をもらえるので、利益は出る
ネット証券は、口座開設して取引するだけで、数千円~数万円のポイントや商品券をもらえる、というキャンペーンもあります。ということは、たとえ売買の手数料が多少かかっても、取引した時点で、かなりの「利益確定」になるのです。
ということで「すぐ買って、すぐ売る」というやり方に、デメリットは何もないんですね。まずは株取引に慣れるためのウォーミングアップとして、一度こうした「テスト売買」をしてみるといいでしょう。
書留郵便で送られてくるので、一人暮らしの場合は注意
口座開設完了のお知らせは、ほとんどの場合「書留郵便」で自宅に到着。そのため、一人暮らしの場合は受け取りで少し手間取るかも知れません。
書留郵便は、本人か家族が受け取る必要があるため、不在だと後日再配達か、郵便局で直接受け取りになるからです。これだけは少し厄介ですが、一人暮らしでなければまったく問題ありません。不在でも、家族の誰かが受け取ってくれるでしょう。